LED看板
LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)という言葉、最近特に見聞きするようになりました。
LEDは従来から使われていましたが、家庭用としてLED電球がメディアに取り上げられ、その省エネルギー、エコロジーの効果がより一般的に伝わるようになると同時に、ビジネスに使用するケースが増えてきています。
従来の看板よりも、消費電力が少ない・寿命が長い・あまり発熱しないなどの優れた特長があるLED。明るくて目立つため広告効果も抜群で、今後は採用されるユーザー様が増えていくと予想されます。
一番の特徴は、何といっても目立つこと。高輝度なので、昼間でも明るく輝きアイキャッチ効果は抜群です。
さらに動きのある表示が、歩行者やドライバーの目に飛び込み、注目度は飛躍的にアップします。また、発信するメッセージの伝達率が高いのも特徴です。
例えば2メートル×1メートルくらいの普通の看板に文字を書いた場合、文字をたくさん書けば一つ一つの文字が小さくなってしまい読んでもらいにくくなります。かと言って、文字を大きくすれば簡略な情報しか書けません。
その点、文字がスクロールして流れるLED電光看板であれば、文字の大きさ・情報量を調整することができます。文字を大きくして目立たせる。あるいは、文字を小さくして情報量を増やす事も自由自在です。また、集客効果の結果を見ながら内容を変えていくこともできます。
LEDの光
通常の電球の場合、可視光線以外にも、紫外線や赤外線を出しています(電球によってその強さは異なります)。
これに対してLEDは、それらが発生しないゆえ、光から熱が発生しないため省エネにつながります。従来の電球に比べて、20%から30%の消費電力が抑えられます。
また、長寿命であることから、交換がほぼ不要です。蛍光灯が6千時間の寿命に対し、LEDは約6倍の4万~5万時間です。蛍光灯と違って水銀を使うことなく、鉛などの有害物質も含みません。 LEDの発光色は、基盤を形成する元素によって決まります。
主な元素としては、サファイア、ガリウム(Ga)、窒素(N)、インジウム (In)、リン(P)、アルミニウム(Al)、砒素(As)などがあり、注目を集めた青色LEDは、窒化ガリウム(GaN)を材料に実現しました。
看板に使われるLEDは、赤(R)、緑(G)、青(B)の「光の三原色」を掛け合わせることにより、さまざまな色調の表現が可能です。