名札
表札も看板も大きい枠でとらえると名札ということが出来ます。名札はカード状の板または紙に、人名を表示したもので、英語のネームプレート、それを略してネームとも呼ばれることもあります。
基本は本人が着用して使いますが、あるいは着用せず机上等に置いて用いられることも多くあります。また、本人が着用しない場合は「めいさつ」と呼んで区別することもあり、表札などはこの部類になります。
名札を本人が着用する場合は、裏側や、上部にピンあるいはクリップが付いていて、それを衣類に止める形でつかうことがほとんどです。
プラスチック製の板の表面に名を書くか刻むかして、同一者が長期にわたって使用する場合によく見られます。
プラスチック製またはビニール製のケースに、名を書いた紙・布を挿し込んで、会合などで数回だけ用いる場合は、後日に別人への使い回しが可能で便利です。また、本人が直接着用しない場合には、大抵の場合プラスチック製・木製の名札で、出欠を示すために用いられます。
名札の変化
名札というと、従来では数センチ程度の長方形状のプラスチック板に姓や事業所ロゴを入れただけのものが主流だったのですが、近年は名刺サイズのものや、それに本人の写真を貼付したいわゆるIDカードタイプの大型のものがが増加してきています。
小型のものは比較的規模の小さな事業所において現在でも多く使用されていますが、その理由としては製造業・建設業・運送業といった業種では大型、とりわけ吊下式であると危険が伴うために大企業であっても小型のものを使用することが多くなるのです。
一方、大型のものは価格の低下や見易さ、情報量の多さもあってか、特に小売店・飲食店・その他サービス業全般において広く普及し、店名・氏名以外にも簡単なメッセージ、例えば「私、○○係の○○が担当いたします」「笑顔での応対を心掛けます」、初心者マークと共に「新入社員です よろしくお願い致します」などを入れたり、セール告知や預金キャンペーンなどのPOPを貼付する事業所も見られるようになってきています。